SNSマーケティング

Instagramのアルゴリズム攻略【その①】「関心度」について

05.17.2022|1283 Views

Instagramのアルゴリズム攻略【その①】「関心度」について
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・Instagramを始めたが、どんな投稿がユーザーに響いているか分からない

・運用するにあたりどの数値を参考にPDCAを回せはいいか分からない

などなど、現在Instagramを運用している担当者の方も、新しくInstagramの運用をスタートする担当者の方も上記のようなお悩みをお持ちの方は多いのではないかと思います。

今回の記事ではそんなお悩みを解決するお役に立てる、我々CHOKOKUが考えるInstagramアルゴリズム攻略に必要な『関心度』を意識したアカウント運用について解説していきます。

企業の公式アカウントの運用支援を行なっている私達が日々どのような指標を重要視しながらPDCAを回しているのか、ぜひ参考にしてみてください。

Instagramの理解に欠かせない3つの指標

「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」をサービスのミッションとしているInstagram。

その言葉通り、ユーザーとのエンゲージメントを特に重視している点において特徴的なSNSですが、それゆえに、ユーザーに向けて企業やサービスのブランドを、「ストーリー」として深く届けることに優れているということを前回のコラムではお伝えしました。

そんなInstagramにおいては当然、そのアルゴリズムもユーザーオリエンテッドを意識した構造になっています。

たとえば、Instagramの「フィード」や「ストーリーズ」といった機能。こちらはフォローしているアカウントや関連性の高い投稿が表示される機能ですが、その表示順は時系列ではなく、ユーザーが見たいもの、関心が高いものから優先的に表示されるようパーソナライズ化されています。

また、「発見タブ」や「リール」も同様です。自分がフォローしていないアカウントのコンテンツが表示され、ユーザーに新しい発見を提供してくれる機能ですが、ユーザーが過去に「いいね!」「コメント」「保存」をした投稿などを判別し、興味が高いと思われるトピックから上部に表示されるよう、アルゴリズムが働いています。

このように、ユーザーファーストでのアルゴリズムを採用するInstagramにおいて効果的なアカウント運用を行うためには、アルゴリズムの理解が何より重要となります。

さらにいえば、それらアルゴリズムを理解した上で、既存フォロワー・新規ユーザー双方に向けた的確なコミュニケーション設計を行っていくことが、アカウントの成長には欠かせない戦略となるのです。

CHOKOKUでは、これらアルゴリズム攻略に向け、複数の重点指標を軸に運用を実施しています。

具体的には

①関心度(ターゲット層の関心にあったコンテンツであるか)

②親密度(アカウントと利用者がどのくらい親密であるか)

③鮮度(最近の投稿であるか)

の3つです。

これらを考慮した投稿を行うことで、コンテンツが既存ユーザーのフィード上部に表示されたり、新規ユーザーの発見タブに表示されやすくなったりと、単に「量」だけでない「質」の高いアカウント成長に向けた好サイクルを生み出すことができると考えています。

Instagramのコンテンツは、ユーザーの「関心度」を起点に作成

③の「鮮度」は、継続の重要性についてです。

投稿は間隔を空けずに、少なくとも2〜3日に1度は行うのが理想である、という物理的な指標なので、KPIが明確である一方、①関心度と②親密度の実践については、先に述べたInstagramの特徴をしっかりと理解しておく必要があります。

まず①の「関心度」について。

端的に言うと「具体的なコンテンツの内容」に関する指標です。「ターゲット層の関心に合ったコンテンツを提供する」ということは一見当たり前のことのようですが、実際にはアカウント側が発信したいコンテンツと、ユーザーが求めているコンテンツの間に温度差・ギャップが生じてしまうケースが少なくありません。

特に、ステークホルダーの事情が複雑に絡む企業系アカウントの場合は、その傾向がなおさら顕著で、情報発信の内容がどうしてもアカウント(発信者)起点に偏ってしまいがちです。

そこでCHOKOKUでは、アカウント開設に向けて顧客企業との密なコミュニケーションを実施しています。「開設の目的」「想定ターゲットのデモグラ」等を丁寧にヒアリングした上で、ペルソナ作成とアカウントの初期設計、競合アカウントのベンチマークまでを入念にすり合わせ、その上で初期の投稿内容を綿密に構成していきます。

ユーザーの「関心度」を上げるためには、先にも述べた通り、「ユーザーに響くコンテンツ」と「企業側の発信したいストーリー及び情報」を効果的に織り交ぜていく投稿内容のバランス調整が必要となりますが、それに加え、ビジュアルに特化したInstagramの特徴を活かした画像や動画、さらにはそれらビジュアルを活かすテキストをどう作成するかといった投稿コンテンツのクリエイティブ戦略設計も欠かせません。

ほかにも、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」は主に広告や告知といった内容に活用し、ブランディングに関する内容は「フィード」で投稿する……など、機能と投稿内容の相性を見定めた投稿先の選定もまた重要です。

投稿後には、投稿コンテンツに対するユーザー「関心度」の定期的な分析・改善も不可欠

「関心度」の向上に向けたコンテンツ戦略には、投稿後のフォロー、すなわち実際に投稿された内容がユーザーにどれくらい響いたかの結果分析と改善施策も欠かせません。CHOKOKUでは、投稿内容の評価においては「エンゲージメント率」を元に分析し、顧客企業との定期的な打ち合わせを実施しています。

「エンゲージメント率」には、既存フォロワーの「いいね!」「コメント」「保存」の数を、投稿した日のフォロワー数から割り出した「フォロワーからの反響度」、投稿全体のリーチ数から割り出した「投稿自体の反響度」の2つを基軸として、評価に活用しています。

大事なのはどちらか一方ではなく、あくまで既存フォロワー、新規ユーザー双方のエンゲージメントを意識し、コンテンツ改善を行うこと。先述の通り、両者がワークしてこそInstagramのアルゴリズムに適した循環が生まれ、アカウントやブランドへの理解・共感を持った「質の高いフォロワー」の増加につながるためです。

投稿コンテンツには、あくまでユーザーの「関心度」を意識した企画開発が欠かせないInstagram。ユーザーオリエンテッドを貫くこのSNSの攻略には、コンテンツ内容に加え、さらにフォロワーとのやりとりの強度である「②親密度」の視点も重要になります。

次回はこの「親密度」について解説します。

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