CHOKOKUがInstagramで「ストーリー」を届ける理由
04.20.2022|1218 Views
今回の記事では我々が重要としている「想い」と、何故Instagramアカウント運用の支援を実施しているのかについて説明していきます。
情報の紡ぎ方次第で受け取り手の印象は大きく変化する
人が常に情報にさらされている現在。玉石混交、かつ様々な粒度で我々に届けられる情報は、摂取される順番や切り取られ方、また、受け取った側のその時のコンディションにさえ影響され、発信者が想いもしなかった形で伝わってしまうことが少なくありません。私達はそうした結果を、意図せぬ「炎上」コンテンツという形で、日々目の当たりにしています。
情報は正しい繋がりをもって届けなければ、伝えたい形で相手に届くことはありません。逆にいえば、情報を的確に紡ぎ、「ストーリー」として届けることができれば、その想いは必ず伝わると私たちは考えます。
誰もが簡単に情報発信できる時代だからこそ、その発信には、確かな知見や技術に則ったストーリーテリングと、それを的確に表現するためのクリエイティブなアイデアが欠かせないのです。
ストーリーを持っているにも関わらず、それをうまく語る手段を見つけられていないコト、モノは世の中に数多く存在します。それらを見つけ出し、それを求める人たちに最適なストーリーと語り口で伝え、結びつけていく。それこそが、我々CHOKOKUが「ブランディング」などを通して実現したいことです。
Instagramがストーリーテリングに優れている理由
では、CHOKOKUがブランドのストーリーを伝えるために、数多あるSNSプラットフォームの中からなぜInstagramを選ぶのか? それは、Instagramの持つエンゲージメントを重視した機能性とメディアパワーの総合ポイントが、他のSNSに比べて優れていると考えているからです。
たとえばFacebook。テキスト、画像、動画など表現が多様である一方、「Facebookページの投稿はファン全員には届かない」「オーガニックの運用ではリンク誘導を狙ったコンテンツが届きづらい」といったデメリットがあります。
そしてTwitterには「フォローしているアカウントで話題を集めている投稿が優先表示される」「フォローしているアカウントの投稿が時系列で流れる」といった特徴を持ち、拡散性にも優れている一方、テキスト量の制限によりメッセージが伝わりにくく、炎上リスクが高いといった難点もあります。
一方、Instagramの特徴は、画像・動画などビジュアルに特化したSNSであること。通常のフィードに加え、「ストーリーズ」や「リール」などビジュアルを中心に世界観を浸透させやすい機能が数多く実装され、ユーザーはそれらを軸に情報収集や知人の近況を確認しています。これは同時に、商品やサービスをビジュアルとして表現し、ユーザーに向けてブランドの世界観を届けやすいという企業活用におけるメリットでもあります。
他にも、個別ユーザーの興味関心に寄り添ったコンテンツを探したり、関心の近い投稿を見つけたりすることができる「発見タブ」は、新しいユーザーとの出会いのチャンスを演出できますし、リーチしたユーザーがハッシュタグ(#)機能を用い、見た目や使用感、口コミ等を情報収集することも可能。ハッシュタグ検索は、エンゲージメントが高く古すぎない投稿は「人気投稿」として上位表示されるため、他のSNSに比べてユーザーの活用頻度が高く、一般化しています。さらに、ライブ配信やアンケート機能を用いたユーザーとの「対話」を通して、ブランドへの愛着を深めてもらうことも可能です。
誰もがSNSを活用する現代において、ユーザーの消費マインドは、かつての一方的なメッセージ受信ではなく、知人からの情報や企業とのコミュニケーションを通して育まれていくのが今や一般的となっています。そのことは、Instagramの利用者数が毎年着実に純増し、国内の月間アクティブユーザーが現在3300万人を超え、国内企業のアカウント数も1万社を突破していることが裏付けているといえるでしょう。
CHOKOKUが提供するSNSマーケティング×クリエイティブ
InstagramをはじめとするSNSの隆盛は一見、企業や商品・サービスのメッセージ発信を容易にしたようにも見えますが、実はむしろ難しくなっているといえるかもしれません。
先述の通り、「誰に、何を、どんな風に(どんなタイミングで)」のすべてに気を配りながら「ストーリー」を創っていくことが、ファンやブランドへの愛着を作る上では不可欠となります。
例えば、フォロワー数やリアクション数を増やすことをだけを目的とした投稿を続けると、一時的には数字上の結果がついてくるように思われますが、それが本当にブランドらしさを表現し、ブランドへの「愛着」を生み出すことができているとは限りません。
フォロワーたちの中で本当の熱量を作り、ブランドのファンへと育てていくためには、ブランドが持つ思いや背景、ブランドが歩んできたプロセスなどを余すことなく見せつつ、それを「ストーリー」として伝えていく必要があります。
もちろん、それらは発信する側の話であるため、いかに興味を持ってもらえるような「文脈」をつくり、それを届けるのかが大切になってきます。その文脈=ストーリーづくりから一緒に考えていくことが、CHOUKOKUの役目であり、我々だからできる強みでもあります。
そして、企業やブランドが持つストーリーを届けるための共通した正解はありません。そのためCHOKOKUはパッケージ化したサービスを用意せず、案件ごとに課題を議論し、ブランド、企業理解を深めながら、ユーザーに思いを届ける最適な方法をデザインし続けてきました。
CHOKOKUには、事業会社のマーケター、広告代理店、WEBメディア、出版社、SNSコンサルティング会社などの出身者や、クリエイターやデザイナーなど、豊富なバックグランドを持つメンバーが在籍しています。これらのメンバーが顧客との対話を通して理解を深め、幅広い観点から最適と思われる提案を行い、運用し、結果の分析を通してクリエイティブの仮説検証や改善にもスピーディに対応する…という体制のもと、数々の企業のInstagramアカウントの運用実績を積み上げてきました。
その中で培ったのは「緻密なマーケティング戦略」と「クリエイティブ戦略」、その両軸による知見です。具体的には、丁寧な運用支援、分析と仮説立て、得られたデータを通してのコンサルティングと、クリエイティブ制作のノウハウを活かしたコミュニケーションの戦略設計。このPDCAを絶えず回し続けることで、企業やブランドが大事にしているストーリーが届き、ファンとの間に確かな熱量が生まれていくと確信しています。
もちろん、その実現においてには、Instagramのアルゴリズムをはじめとしたプラットフォームの理解と対策も重要です。次回以降では、そういったInstagramの特性や攻略法について、CHOKOKUの得たノウハウとともに随時ご紹介をしていく予定です。ぜひ、ご期待ください。