インスタグラムの広告審査に落ちる原因は?審査落ちしないための対処法
04.19.2022|870 Views
アプリからも気軽に出向できるインスタグラム広告ですが、広告出稿には審査があります。広告の審査落ちを繰り返す場合は、アカウント停止になる可能性もあるため注意が必要です。
インスタグラム広告の審査に通過するためには、Facebook広告の審査基準を満たしている必要があります。今回は、インスタグラムの広告審査に落ちる原因や審査落ちしないためのポイントについて詳しく解説していきます。
インスタグラム広告の審査に落ちる原因は?
インスタグラム広告の審査に落ちる原因は、Facebook広告の審査基準に違反している可能性が大きいです。インスタグラムはFacebookが運営するSNSであり、Facebook広告の審査基準が適用されます。例えば、個人情報を特定できるような内容やタバコなどの年齢制限が設けられている内容の広告は、審査基準に違反するため審査に落ちてしまいます。
また、審査基準を満たしている場合でもテキスト量が多かったり、クリエイティブに問題がある場合でも審査落ちすることもあります。
審査落ちを繰り返すとアカウント停止になる
インスタグラム広告の審査落ちを繰り返すとアカウント停止になってしまう可能性があります。広告基準違反とみなされ、アカウントが停止されることもあります。アカウントが停止された場合は、復旧申請をすることで復旧できますが、数日から数週間ほどの時間がかかります。審査落ちを繰り返すとアカウント停止になる可能性があることを覚えておきましょう。
Facebook広告の審査基準
インスタグラム広告の審査を通過するためには、Facebook広告の審査基準を満たす必要があります。審査基準には大きく分けて下記の2つの項目があります。
- 禁止されているコンテンツ(31項目)
- 制限コンテンツ(14項目)
禁止されているコンテンツ(31項目)
Facebook広告の審査基準では、禁止されているコンテンツが31項目ほど定められています。コミュニティ規約の違反はもちろん、成人向けコンテンツ、低品質なコンテンツなどは禁止事項になります。
- コミュニティ規約
- 違法な製品やサービス
- 差別的な行為
- タバコおよび関連製品
- 危険な物質
- 武器、弾薬、爆発物
- 成人向けの商品やサービス
- 成人向けコンテンツ
- 第三者の権利侵害
- 扇情的なコンテンツ
- 個人的特質
- 偽情報
- 賛否両論のコンテンツ
- 機能しないランディングページ
- 不正行為および詐欺行為
- 文法と不適切な言葉
- 存在しない機能
- 個人の健康
- 給料日ローン
- 給料日前のキャッチング
- 保釈保証サービス
- マルチ商法
- ペニーオークション
- 誤解を招くような主張
- 低品質または邪魔なコンテンツ
- スパイウェア、マルウェア
- 許容されないビジネス慣行
- 禁止されている金融商品や金融サービス
- 反ワクチン運動
- 扇情的なコンテンツ
- 軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク
引用元:Facebook広告ポリシー
それぞれの禁止事項の詳細は、Facebook広告の審査基準のページから確認が可能です。
制限コンテンツ(14項目)
制限コンテンツとは、アルコールやオンランギャンブルなど、広告として出稿する際に限られた表現など制限があるものです。制限コンテンツに該当する場合は、広告の審査基準を満たさない場合は審査落ちする可能性があります。
- アルコール
- デート
- オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム
- オンライン薬局の宣伝
- 市販薬の宣伝
- 購買サービス
- 金融商品や金融サービスと保険商品と保険サービス
- ブランドコンテンツ
- 社会問題、選挙、または政治に関する広告、免責情報
- 暗号通貨に関連する商品やサービス
- 薬物およびアルコール依存症の治療
- 美容処置とウェルネス
- ソーシャルカジノゲーム
- 処方箋の宣伝
引用元:Facebook広告ポリシー
上記に該当する場合は、記載方法や表現の制限などが設けられているため、広告出稿前に確認しておきましょう。制限コンテンツの詳細については、Facebook広告の審査基準のページから確認が可能です。
インスタグラム広告の審査を通過するポイント
インスタグラム広告の審査を通過するためには、以下のようなポイントに注意しましょう。ここでは、広告審査を通過するためのポイントについて解説します。
Facebook広告の審査基準を満たす
インスタグラム広告はFacebook広告の審査基準を満たす必要があります。広告作成前に出稿予定の広告のカテゴリーが制限コンテンツに該当しないかなど確認しておきましょう。Facebook広告の広告基準を満たすことが最低ラインになります。
個人が特定できる画像や情報は入れない
Facebook広告の審査基準にも掲載されていますが、個人が特的できるような画像や情報などは入れないようにしましょう。個人情報だけではなく、「あなたの」など個人的特質に言及するような表記もNGです。
例えば、下記のような表現もFacebook広告の審査基準ではNGになります。
- 【NG表現】他の高齢者と出会いましょう
- 【NG表現】あなたはゲイですか?
個人情報だけでなく、差別的な表記も審査基準違反になるため注意してください。
年齢制限に関わる内容は避ける
成人向けの商品など年齢制限に関わる内容は審査に落ちる可能性が高くなります。例えば、アダルトグッズや肌の露出が多い広告などは審査基準違反になります。性的行為を暗示するコンテンツなどは掲載できないため注意しましょう。
成人向けコンテンツでない場合でも肌の露出が多いクリエイティブの場合は、審査落ちすることもあります。クリエイティブを作成するときは、肌の露出を控えた内容で作成することをお勧めします。
画像内のテキストに気を付ける
以前は画像内テキストが20%などのルールが存在していましたが、今は撤廃されています。画像内テキストに関するルールは撤廃されましたが、テキスト量が多すぎると審査落ちする可能性もあります。
画像内テキストの分量については明確な基準は不明ですが、見やすさを考慮して適切な量の画像内テキストを配置するように心がけましょう。
インスタグラム広告の審査に落ちた時の対処法
インスタグラム広告は審査に落ちてしまっても再提出が可能です。ただし、審査に落ちた時はそのまま再提出せず、審査基準を確認する必要があります。
Facebook広告の審査基準を再確認する
広告審査に通過しなかった場合は、まずはFacebook広告の審査基準を再確認しましょう。審査基準を満たしている場合であっても画像内テキストが分かりにくいなどの理由で審査落ちした可能性もあります。
アプリ内で広告出稿した場合は通常24時間以内に広告が承認されたか、審査に落ちたかが分かるようになっているので、アプリ内で確認しましょう。
再度提出する
審査基準に違反していた部分がある場合は、広告の修正を行い再度提出しましょう。再度広告出稿の手続きを行い、広告審査を待ちます。修正後の内容で問題がなければ、「配信中」の表記に変更されるので、気長に待ちましょう。
インスタグラム広告の審査にかかる時間は?
インスタグラム広告の審査には、通常24時間ほどの時間がかかります。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響により、審査の時間が長引くこともあるようです。通常は24時間以内に広告配信が始まりますが、長引く可能性もあるため余裕を持って出稿の手配を進めましょう。
広告基準を確認して審査落ちしないように注意しよう
今回は、インスタグラム広告の審査落ちの原因や審査落ちしないための対象法について解説しました。インスタグラム広告はFacebook広告の審査基準を満たす必要があり、内容によっては表現方法などの制限があります。
広告基準に違反している場合は、審査落ちしてしまうため注意しましょう。また、広告審査には通常24時間ほどの時間がかかるため、余裕を持って手配されることをおすすめします。弊社では、企業向けのインスタグラムの運用やサポートなどSNSマーケティングのサポート事業を行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。