インフルエンサーマーケティングの効果測定のポイントを解説!
02.25.2022|259 Views
自社の商品やサービスのプロモーションをインフルエンサーに依頼する企業も増えています。インフルエンサーは従来のプロモーションとは異なり、親近感やCMっぽさが少なく、ユーザーに直接アピールができるなどのメリットもあります。
また、インスタグラムではいいね!数やインプレッションなどインサイトのデータから効果を測定できるため、広告効果を可視化して戦略を立てやすいでしょう。ただし、インフルエンサーに依頼したからと言って期待した効果が見込めるとは限りません。
インフルエンサーマーケティングを効果的に行うためには、目標やターゲットなど最初の設定がポイントになります。今回は、インフルエンサーマーケティングの効果測定のポイントについて解説していきます。
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、インスタグラムなどのSNS上で影響力を持つ「インフルエンサー」に自社の商品やサービスをPRしてもらうマーケティング手法です。従来のマーケティングでは、企業が広告を通してユーザーにPRを実施していましたが、インフルエンサーのフォロワーに直接PRすることが可能です。
インフルエンサーを通して商品PRを行うことで、ユーザーに近い目線で共感性が高く、ブランドの認知や購買意欲を向上できる手法として注目されています。
インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングには次のメリットがあります。
- ターゲティングしやすい
- ユーザー目線でのPRで共感が得られやすい
- 広告と違ってユーザーに受け入れやすい
起用するインフルエンサーのフォロワーに合わせたターゲティングなど、アプローチしたい層を選定しやすいメリットがあります。大まかなセグメントだけではなく、料理好きの女性、メイクに興味関心のある女性など、細かいフォロワーの属性に合わせてPRしやすくなります。
また、インフルエンサーが自身の投稿の中で商品を紹介する際に、ユーザー目線で発信をしてくれることもメリットのひとつでしょう。投稿を見ているユーザーからの共感が得られやすく、購買行動に繋がりやすいことも挙げられます。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
注目度が高まっているインフルエンサーマーケティングですが、次のようなデメリットもあります。
- 炎上してブランドイメージが低下する可能性がある
- インフルエンサーの選定が難しい
- 投稿内容をコントロールできない場合も多い
インフルエンサーの投稿の内容によっては、炎上に繋がりブランドイメージが低下してしまう可能性もあります。投稿内容はもちろん、信頼して仕事を依頼できるかを見極める必要があります。
また、インフルエンサーの選定の難しさはもちろん、投稿内容はインフルエンサー次第の部分もあるため、こちらの意図したことを伝えられない可能性もあります。企業が出稿する広告のように内容をコントロールできない場合もあることを理解しておきましょう。
インフルエンサーマーケティングを効果的に活用するためには?
ユーザー目線でのPRで高い共感性を得られるインフルエンサーマーケティングですが、以下のような場合に効果が得られやすいでしょう。
- ネット広告以外の新しい顧客を獲得したい
- 新しい商品やサービスの認知を高めたい
- コアなファンを獲得したい
インフルエンサーマーケティングは、通常のネット広告とは異なり、共感性が高いため、長期的なファンをゲットできる可能性があります。また、ネット広告では獲得できない新たなファンの獲得を狙いたい場合にも効果的でしょう。
インフルエンサーマーケティングの効果測定のポイント
「インフルエンサーマーケティングは効果がない」などと言われることもありますが、戦略を立てて行うことが大切になります。効果測定を実施して次の戦略に活かすためにも以下のようなポイントを意識しましょう。
目的とKPIなどの目標を明確にしておく
十部な効果を得るためにもインフルエンサーマーケティングの目的を明確にしておきましょう。自社の商品やサービスのPRに、インフルエンサーマーケティングの手法が合っているのかも重要です。
たとえば、すぐに購入を促したい場合は、認知を目的とするインフルエンサーマーケティングではなく、リスティング広告が有効な場合もあります。まずは、インフルエンサーマーケティングを行う目的、そしてKPIなどの目標について決めておきましょう。
リーチするターゲットを決める
一般的にインフルエンサーのフォロワー数が多ければ多いほど、依頼費用も高くなります。決めたターゲットの中でどの程度にリーチするのかを見定め、フォロワー数や影響力などを考慮してインフルエンサーを選定しましょう。
インフルエンサーに合わせた商品を選定する
フォロワー数の多さだけでインフルエンサーを選ぶと失敗してしまう可能性があります。インフルエンサーにもすでに特定のイメージや得意なジャンルなどが存在しており、そのイメージが好みでファンになっている人もいます。
インフルエンサーのイメージとかけ離れた商品をPRしても効果が得られないこともあるでしょう。インフルエンサーのイメージやフォロワーの属性に合わせた商品を選定することが大切です。
インスタグラムのインサイトを確認する
インフルエンサーにPRをしてもらった効果を測定するには、インスタグラム内のインサイトを活用しましょう。投稿のいいね!数やリーチ、インプレッションなどの情報が把握できるので、投稿からどれくらいアカウントに流入したのか、などで判断できます。
KPIを設定する際にもフォロワー数や影響力を考慮して、インサイトから設定すると振り返りがしやすいでしょう。KPIの内容については目的によって設定項目が変わってきます。例えば、自社の購買を向上させたい場合は、インスタグラムからのECサイトへの流入数をKPIに設定すると分かりやすいでしょう。
インスタグラムのインサイトデータの見方については、下記の記事で詳しく解説しています。
インフルエンサーマーケティングは戦略的に行うことが大切
今回は、インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット、効果測定のポイントについて解説しました。インフルエンサーマーケティングは、ユーザー目線でのPRで共感性も高く、購買行動に繋がりやすい手法と言われています。
ただし、フォロワー数が多いからと言って効果が得られるわけではありません。インフルエンサーと商品の相性やイメージなどを考慮して選定することが大切です。弊社では、企業向けのインスタグラムの運用やサポートなどSNSマーケティングのサポート事業を行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。