プロモーションにインスタグラムを活用した先進的な成功事例
03.08.2018|592 Views

今や地方自治体においてもプロモーション活動が当たり前な時代になってきました。
観光PRはもちろんのこと、人口減少対策のための移住者向けプロモーションも活発に行われています。
そんな中、注目されているのがSNSの活用、中でも写真を使うインスタグラムは地域の魅力を伝えるためにはぜひ活用したいツールではないでしょうか。
シティプロモーションに成功した先進的な事例
高知県 本山町
本山町は高知市の北東にある人口約3500人の町です。
自然にあふれた環境で、「天空の郷」とも呼ばれています。
美しい棚田でとれる天空米はお米コンテストで特別最高金賞にも輝くお米です。
その他に、土佐あかうしや汗見川渓谷など、食と自然に恵まれています。
そんな本山町を愛する地元のNPO法人の方が運営しているインスタグラムがこちらです。
https://www.instagram.com/motoyama_love/
開始直後から美しい景色にいいねとコメントが集まり、約半年でフォロワーの数は3000に迫る勢いとなっています。
インスタグラムは写真で繋がるSNSのため、すばらしい景色や美味しそうな料理などとの相性がよく、地方の魅力を伝えるのに最適です。
このように、いいねが1000を超え、「今度ぜひ行きます」といったコメントも多数入る人気のアカウントです。
土佐あかうしのお肉を投稿すると、「美味しそう、どちらで買えますか?」
といったコメントもあり、自治体プロモーションにも繋がっている先進の事例といえるでしょう。
では、このアカウントがプロモーションとしてどのくらいの数字になっているかですが、
インプレッション数(写真の表示回数)
約8,000回/月間
リーチ数(写真をタップした人の数)
約3,000/月間
プロフィールビュー数(プロフィール画面が見られた数)
約10,000回/月間
このような数値になります。
プロフィールが月間で1万回見られるということは、それだけ「高知県本山町」の認知が広まっているということになります。
このように、SNSの中でもインスタグラムがシティプロモーションに向いているのは、認知拡大に関わるプロモーションに強いという点です。
写真による魅力を、ハッシュタグやアプローチを行うことで、広めて行くことができます。
補足
インスタグラムはビジネスプロフィール設定を行うことで、インサイト情報を見ることができます。
インサイト情報とは、週間のインプレッション、リーチ、プロフィールビュー、ウェブクリックの数値がわかるものです。
フォロワーの属性(地域、年齢層、時間帯)も知ることができます。
これを見ることで、アカウントのファン層の把握、それを基にしたマーケティングへの活用をすることもできます。
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インスタグラムが自治体のプロモーションに活用できる理由
「風景、食べ物、人」の人気要素が揃っている
国内の利用者数が2000万人のインスタグラムの中でも人気のジャンルはファッション、美容、食べ物、観光です。
これらは、いわゆる「インスタ映え」する分野ですが、地方自治体においてもインスタ映えするスポットや特産品が多くあります。
これを活かすことができるのは大きな魅力ではないでしょうか。
「共感」「盛り上がり」が目に見える
反響のある写真を投稿すると、コメントがどんどん入ってきます。
多いものでは20件以上にもなります。
インスタグラムのユーザーは積極的にコメントを入れてくれる人も多く、共感のコメントや感想などが目に見えてわかりますし、またそれを他のユーザーにも見てもらうことでアカウントが盛り上がってきます。
このような状態になるとフォロワーも増えやすくなります。
「キャンペーン展開」も可能
企業や店舗のインスタグラムでは「ハッシュタグキャンペーン」や「リポストキャンペーン」が盛んにおこなわれています。
これと同様に、フォロワーが集まったところでキャンペーンを行うとさらにシティプロモーションとして活用することができます。
参考
http://www.town.motoyama.kochi.jp/
http://utsukushii-mura.jp/motoyama/
http://www.citypromotion.jp/