インスタグラムのKPI設定|効果測定とPDCAの回し方
01.08.2021|420 Views
インスタグラムの運用で欠かせない「KPIの設定」ですが、何を目標に設定すれば良いの分からない方も多いのではないでしょうか?
KPIとは、ゴールを達成するための要素として設定します。
インスタグラムを効果的に運用するためには、適切なKPI設定とPDCAを回すことが重要になるのです。
今回は、インスタグラムのKPI設定とPDCAの回し方について解説します。
インスタグラムのKPIの設定方法は?
KPI設定とは、「目標を達成するための様々な過程を計測すること」です。
KPIは曖昧な指標ではなく、具体的な数値を決めて設定を行います。
インスタグラムのKPI設定は難しいと感じている方も多いかもしれませんが、数値を使って設定することが可能です。
「いいね」や「フォロワー」など可視化できるもので設定する
InstagramにおけるKPIの指標は、「いいね」や「フォロワー」の数を用いることが多いです。
▼KPIの例
- インスタグラムのフォロワーを6ヶ月以内で◯倍に増やす
- 自社のURLクリックからの申し込みを3ヶ月で◯回以上にする
上記のような具体的なKPIを設定することで、ゴールに向かって何をやるべきかが可視化することができます。
InstagramマーケティングにおけるKPIの指標とは?
インスタグラムで用いられる一般的な指標には、次のようなものがあります。
- フォロワー数
- 「いいね!」の数
- 関連ハッシュタグ投稿数
- 自社サイトへの流入
- エンゲージメント数
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
フォロワー数
フォロワー数とは、アカウントをフォローしてくれている人の数のことです。
Instagramマーケティングにおいて、最も基本的な指標であり、フォロワーの数が多ければ多いほどリーチできる数も増えるので、広告効果も高くなります。
アカウントを開設してすぐの場合は、KPIの目標として。フォロワーの数を増やすことを設定すると良いでしょう。
「いいね!」の数
「いいね!」とは、投稿に対する受け入れ度を図る指標になります。
「いいね!」の数が多ければ、それだけユーザーに受け入れられている投稿であることが分かります。
ただし、Instagramの「いいね!」の機能には拡散力はないので、「いいねの数が多い=拡散されている」にはならないことを理解しておきましょう。
※投稿にはいいね!の数は表示されていませんが、インサイトを確認することでいいね!の数をチェックすることが可能です。
関連ハッシュタグ投稿数
関連ハッシュタグとは、ブランドや投稿内容に関連したハッシュタグのことです。
最近では、ハッシュタグで検索をするユーザーも増えてきているので、設定したハッシュタグの投稿数が増えることで、アカウントが拡散されていることが分かります。
▼ハッシュタグの基本知識はコチラ
インスタグラムはハッシュタグが重要!ハッシュタグの活用方法
自社サイトへの流入
自社サイトへの流入数も指標の一つになります。
インスタグラムでキャンペーン告知などを行なっている場合は、自社のキャンペーンページへの流入数は重要になります。
ただし、最初から数値を決めることは難しいので、3ヶ月〜半年は計測して具体的な数値を決めることが大切です。
エンゲージメント数
エンゲージメント数とは、投稿に対して「いいね!」や保存などのアクションが行われた回数のことです。
インスタグラムには投稿を保存できる機能もあるので、保存された投稿の分析などにも役立ちます。
【目的別】KPI設定の指標例
インスタグラムマーケティングにおけるKPIの指標が分かったところで、目的別のKPI設定例について見ていきましょう。
①ブランド認知力を向上させたい場合
ブランドの認知力を向上させたい場合は、投稿やアカウントを多くの人に見てもらうことがポイントになります。
KPI設定の指標としては、フォロワー数、インプレッション数、リーチ数、プロフィール閲覧数などが挙げられます。
②ブランドの好意度を向上させたい場合
ブランドの好意度を向上させたい場合は、投稿に対する「いいね!」の数やエンゲージメント率がKPIの指標になります。
③購入意欲を向上させたい場合
自社のサービスや製品の購入意欲を向上させたい場合は、関連ハッシュタグの数やインプレッション数、「いいね!」の数などが指標になります。
▼ショッピング機能を利用したいときはコチラ
インスタグラムのショッピング機能ShopNow(ショップナウ)の審査とやり方
KPIを設定する時の注意点
インスタグラムのKPIは、数値を現実的なものに設定することが大切です。
非現実的な数字を設定しても達成が難しいだけでなく、モチベーションを維持することが難しくなります。
いきなり無理な数値で設定するのではなく、現実的な数字で設定しましょう。
KPIを設定しても上手くいかない時は?
KPIを設定しても運用していくうちにズレなどが生じることがあります。
KPIとのズレがあれば、その都度修正をして進めていくことが必要です。
インスタグラムでは特に投稿写真や内容がポイントになるので、投稿が受け入れられていないケースも少なくありません。
投稿がユーザーから受け入れられていない
インスタグラムのユーザー層は、「おしゃれな世界観」を好んで利用している人も多いです。
質の低い写真やインスタグラムの雰囲気に合わない写真を投稿している場合は、ユーザーから受け入れられておらず、施策が上手く進まないケースも少なくありません。
投稿内容や写真の選定など、Instagramのユーザー層に合ったものを選ぶ必要があります。
KPIで設定した指標を確認するためには?
KPIで設定した指標を確認するためには、アカウントにある「インサイト」を使用します。
インサイトをチェックすることで、投稿ごとのいいね!の数やエンゲージメント、リーチ数などあらゆるデータを見ることが可能です。
▼Instagramのインサイトデータの見方はコチラ
インスタグラムのインサイトの分析データの見方と改善方法
インサイトをチェックするためには、ビジネスアカウントに変更しておく必要があるので、最初にビジネスアカウント化しておきましょう。
▼ビジネスアカウントの設定方法はコチラ
【保存版】Instagramのビジネスアカウント(プロアカウント)の作り方
KPIを設定して効果的に運用しよう
今回は、Instagramマーケティングに欠かせないKPI設定についてご紹介しました。
インスタグラムでは、「いいね!」やフォロワー数など数字として把握できる指標を使うことで、より具体的なKPIを設定することが可能です。
現実的なKPIを設定して少しずつアカウントを育てていきましょう。