インスタグラムとTwitterの違いと特徴は?SNSの効果的な使い分けを解説!
01.29.2021|1849 Views
インスタグラムはツイッターなどのSNSと連携する機能がありますが、それぞれの使い分けを意識している方も少ないのではないでしょうか?
インスタグラムは写真で発信するSNSであり、Twitterはテキストを使った発信が得意です。
ユーザー層や機能に違いがあるので、それぞれの特徴やベストなタイミングを理解して使い分けることが重要。
この記事では、インスタグラムとTwitterの機能的な違いや使い分け方法、実施の事例などを合わせて解説いていきます。
インスタグラムとは?
インスタグラムとは、「写真」を使った投稿を共有するSNSの一つです。
写真や画像での訴求が得意であり、動画なども共有することが出来ます。
インスタグラムは「写真」で発信
インスタグラムは写真を共有することがメインになるので、ビジュアルに訴求することが出来ます。
また、長尺や単尺の動画も共有することができることが特徴です。
インスタグラムのユーザー層
2021年現在インスタグラムのユーザーは、3,300万人を突破し、ユーザー数は増加し続けています。
20〜40代の年齢層がピークであり、女性が6割を占めるSNSです。
男性よりも女性の利用者が多く、グルメやスイーツ、アパレル、メイクなどの日常生活に関する投稿が目立ちます。
Twitterとは?
Twitterはテキストを投稿することで発信できるSNSです。
インスタグラムは写真での訴求に対して、Twitterは文字での発信がメインになります。
Twitterは「文字」で発信する
1回の投稿で発信できる文字数は、日本語の場合は140文字と制限があります。
140文字の短い文で投稿ができるので、リアルタイムに感じたことや思ったことを共有するツールとして活用されることが多いです。
Twitterでも画像や動画を投稿することはできますが、表示される画像サイズが小さいので、インスタグラムよりは目立ちにくい特徴があります。
Twitterのユーザー層
Twitterのユーザー層は、2021年現在4,500万人と言われており、女性よりも男性ユーザーが多いです。
芸能人や有名人なども利用しており、つぶやきがニュースになることもあります。
女性ユーザーが多いインスタグラムに比べると、Twitterには20〜50代の男性ユーザーが多いので、ユーザー層に違いがあることが分かります。
インスタグラムとTwitterの機能的な違い
ここでは、インスタグラムとTwitterの機能的な違いについて、詳しく見ていきましょう。
ハッシュタグの使い方
ハッシュタグとは、SNSの投稿でよく見られる「#(ハッシュマーク)」がついたキーワードのことです。
インスタグラムとTwitterの両方でもハッシュタグは使われますが、使い方に違いがあります。
インスタグラムでは写真の内容や場所などの情報以外に、#〇〇が楽しい などの文章になったハッシュタグをつける投稿が多く見られます。
投稿内容に対して感じたことや思ったことなどを、ハッシュタグとして活用する人が多いです。
一方、Twitterでは、#場所、#〇〇についてなどのような、場所やトレンドのハッシュタグを利用する方も少なくありません。
トレンドハッシュタグを使って、自分が思うことなどの意見を発信し、共感を求める使い方をするユーザーも多いです。
▼インスタグラムのハッシュタグの基本知識はコチラ
インスタグラムはハッシュタグが重要!ハッシュタグの活用方法
写真の活用と目的
インスタグラムとTwitterのどちらも写真を投稿することができますが、活用方法と目的が異なります。
インスタグラムは写真を使った発信がメインになるので、写真や画像を必ず投稿します。
写真や画像を投稿するときにアプリ内で加工などができる機能もあり、写真加工アプリがなくても投稿が可能です。
一方、Twitterでも写真や画像を投稿することができますが、毎回投稿する必要はありません。
文字だけでも投稿できるので、言葉だけを発信したい場合はTwitterを使うと便利でしょう。
投稿頻度
インスタグラムもTwitterも好きなタイミングで投稿することができ、1日あたりの投稿制限などはありません。
Twitterは今思ったことや感じたこと、すぐに共有したいことなどを手軽に発信することが可能です。
インスタグラムは投稿する写真や画像を用意してから、投稿文を作って、ハッシュタグを選定して投稿するため、投稿に時間や準備がかかります。
Twitterは今現在の時間軸であるのに対して、インスタグラムは現在だけでなく過去の写真など思い出を残すツールとして使うことができます。
拡散(シェア)機能
Twitterには、ツイート内容を引用できる「リツイート」と呼ばれる機能があります。
リツイートを使えば、人の投稿を自分の投稿に引用できるため、自分のフォロワーに拡散することが可能です。
インスタグラムには、リツイートに似た機能である「リポスト」があります。
リポストは、他人の投稿を自分のストーリーズに投稿することで共有できますが、Twitterのような拡散機能はありません。
多くの方に知ってもらいたい、拡散してもらいたい内容であれば、Twitterを使って発信しましょう。
いいね!機能
インスタグラムやTwitterにも「いいね!」機能があります。
インスタグラムの「いいね!」機能は、数などは表示されず、誰がいいね!を押したのか、だけを把握することが可能です。
一方、Twitterは、いいね!の数が表示され、「投稿に対して何人がいいね!を押したのか」が誰でも見える状態になっています。
いいね!の数により、どれくらいの人が投稿に対して興味関心を持ってくれたのか、を知る指標にもなります。
投稿の表示方法
インスタグラムとTwitterでは投稿の表示方法が異なります。
インスタグラムは興味関心が高いアカウントの投稿が優先的に表示されるようになっています。
これは、インスタグラム側のアルゴリズムによって投稿の表示順位を決められているためです。
▼インスタグラムの表示順位の詳細はコチラ
インスタグラムの表示順が変わった!投稿を見てもらうために知っておきたい知識
Twitterはフォロワーの投稿が時系列順に表示される仕組みになっています。
インスタグラムと比較するとフォロワーの目に触れやすいので、時間帯などのタイミングを考えて投稿するといいね!が増えやすいなどの傾向もあります。
▼インスタグラムの機能についてはコチラ
インスタグラムの機能一覧|使い方完全活用ガイド
インスタグラムとTwitterの使い分け
写真がメインのインスタグラムと文字がメインのTwitterですが、ここでは具体的な使い分けについて見ていきましょう。
Twitterはインプレッション率を上げること
インプレッション率とは、投稿を見た人の確率のことであり、この確率を上げていくことがポイントになります。
質よりも量を重要視して積極的に投稿していく
Twitterは140文字以内で気軽に投稿ができるので、質よりも量を重要視して積極的に投稿していくことがポイントです。
ただし、どんな話題でもOKではなく、多くの方の興味関心を引くような内容を選びましょう。
トレンドハッシュタグなどを活用して、話題のツイートをしたり、ニュースや有名人のリツイートをするなどの投稿方法もあります。
Twitterは昼と夜のゴールデンタイムを狙う
Twitterは昼の11:00〜13:00、夜は21:00〜23:00が、ユーザーの活動数が多いゴールデンタイムと言われています。
この時間帯を狙って投稿をすることで、多くのユーザーの目に触れることが期待できるでしょう。
インスタグラムはリーチ率を上げていく
インスタグラムはフォローしている人以外の投稿はフィードに表示されないため、ハッシュタグを使ってリーチ率を上げていくことがポイントです。
リーチ率とは、投稿を見たユーザーの数のことであり、投稿を見てくれるユーザーの数を増やすことが目標になります。
世界観を崩さないオシャレな写真を使う
投稿を多くのユーザーに見てもらうためには、アカウントの世界観を崩さないオシャレな写真を使いましょう。
インスタグラムはオシャレで綺麗な写真の投稿が多いため、目に止まるような写真や画像を選ぶことが重要です。
世界観を崩さないためにも、統一感を考えながら画像のテイストなどを設計して運用していくことも大切。
ユーザーコミュニケーションでフォロワー獲得を狙う
インスタグラムはTwitterよりもユーザーコミュニケーションが取りやすいSNSなので、コメントやいいね!など積極的にコミュニケーションを図り、フォロワーの獲得を狙っていきましょう。
投稿とハッシュタグだけでは表示回数が獲得できず、フォロワーを増やすことは難しいため、必ずアクションを起こしていくことが必要になります。
1日1回〜1週間に3〜4回程度の投稿が平均的
インスタグラムは1日1回〜1週間に3〜4回程度の頻度が平均的です。
Twitterのように現時点のことを共有するというよりは、過去や思い出などを共有する場所でもあるので、リアルタイムで投稿したい場合は、ストーリーズ投稿を活用すると良いでしょう。
写真や画像、投稿分に時間をかけて、投稿の質を上げることが大切です。
インスタグラムとTwitterの使い分け事例
それぞれの使い分けを理解した上で、実際に使い分けをしている事例を見ながら、インスタグラムとTwitterの使い分けについて、見ていきましょう。
スターバックスコーヒー
スターバックスコーヒーの公式アカウントは、インスタグラム、Twitter、Facebookの3つのSNSで発信しています。
今回は、インスタグラムとTwitterの使い分けについて見ていきます。
インスタグラム
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スターバックスコーヒーの公式インスタグラムでは、ユーザーの目を引くような画像で投稿されています。
女性ユーザーも多いので、ピンクやチョコレートが生えるような可愛らしい画像のコンセプトが特徴です。
心までとろけてしまいそうな、チョコレート デザートが揃いました🍫🥰 甘い時間に浸って、チョコレートを心ゆくまで堪能しませんか❣️https://t.co/HOsrDTUnLf pic.twitter.com/q8y52pQjjg
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) January 21, 2021
スターバックスコーヒーの公式Twitterでは、インスタグラムとは異なりハッシュタグではなく、URLが設置されています。
短いテキスト文を使っているところや画像は同じですが、ユーザーの誘導導線を考えて、URLリンクが有効になる特性を上手く生かして発信されていることがわかります。
インスタグラムとTwitterは特徴に合わせて使い分けよう
今回は、インスタグラムとTwitterの違いや特徴、使い分けについて解説しました。
インスタグラムにはTwitterなどのSNSと連携ができる機能もありますが、投稿を連携するだけでは意味がありません。
インスタグラムとTwitterの特性を生かした使い分けを行うことで、それぞれのユーザー層に適切にアピールすることが可能です。
弊社では、企業向けのインスタグラムの運用やサポートなどSNSマーケティングのサポート事業を行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
▼InstagramとSNSの連携についてはコチラ
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